あれ、なんだっけ?
ロシア語の単語やフレーズが出てこない時、思い出せない時に使える取って置きのフレーズをご紹介します。
今日紹介するフレーズを使いこなせば、ロシア語の語彙の引き出しが少なくても、とっても自然に聞こえるのでぜひ覚えておきましょう!
Ну что, поехали! (それでは、始めましょう!)
こんな場面で、ロシア語では何っていうの?
それでは、場面ごとに具体的な会話の例でロシア語の表現を見てみましょう。
正式な名前が分からず、別の言葉で言い回しするための表現
・Я попробовала этот знаменитый торт в кафе, ну (тот) который с мёдом. Я не знаю, как правильно называется.
・あの有名なケーキを食べてみたよ。あの蜂蜜が入っているやつ。正式名称が分からないけど。
・А, Медовик что ли?
・あ、メドビックじゃない?
・Да,да! Точно! Медовик.
・そうそう!それだわ!メドビックだわ!
例えば、ロシア人でも上記の会話の中で日常的に使う「なんだっけ」フレーズはこちらです:
これは正確な単語が分からないけど、別の言い回しで説明する時に使います。
これは、相手が言葉に詰まった時に助けるために使うことば。
探してた言葉が見つかった時に使うフレーズ。
どこだっけ?いつだっけ?とロシア語で言いたい場面
場所や時期について思い出せなかったり、分からない状況ってありますよね:
-Какая классная фотка! Такой красивый вид! Где это ты?
-Ой, где же это? Подожди, подожди… А! Вспомнила! Это мы в Хорватию ездили!
-А когда вы туда ездили?
-Ой, когда ж (же) мы ездили-то… А, да! В 2019!
上記の会話からピックアップしたいロシア語のフレーズはこちら:
「これ、いつだっけ?」=「когда же это (было)?」
「なんというか」日本にあってロシアにないものについて説明する時
日本にあってロシアにないものについて話す時は特に言葉に詰まりそうな場面が多くなりそうですね。逆もそうですね。日本になくてロシア特有のものならすぐにピッタリ合うロシア語が出てこない時がありますね。
例えば、ノリとか、納豆とか、日本のものについて説明する時の言い回し:
-У нас в Японии на завтрак едят рис с натто.
-А что такое натто?
-Натто… ну, как бы это сказать… (=как сказать, =как бы обьяснить) Это типа тухлые соевые бобы. То есть, они не совсем тухлые, их специально так готовят, как кефир из молока.
-Аа, понятно! Типа квасят их что ли?
–Ну да, типа квасят.
「あれ、何と説明すればいいんだっけ、、、」=「как бы (это) обьяснить) (этоがあってもなくても意味が同じ!)
「〇〇みたいなもん」=Это типа〇〇
「まあ、つまり、、、」=「То есть」
「〇〇じゃないけど、、、」=「не совсем〇〇、、、」
「アレ」に相当するロシア語とは?
日本語の会話の中でもよく「アレ」。
ロシア語でも「アレ」に相当する単語があります。
それは「штука」です。
「штука」とは、もともと「もの」という意味で(英語のThing)、その他に数える単位の「一個」みたいな使い方もします。
例えば、こんな会話:
・アレちょうだい!
・え?どれ?何を?
・アレ、アレ!スープを救うアレだよ。あのでかいスプーンみたいなもの。
・あ、わかった、おたまのこと?
英語でも言葉が出てこない時に代わりに「thing」を使いますよね。
ロシア語でも同じように、思い出せない言葉、そもそも知らない単語の変わりに「штука」を使えばいいですよ!
上記の会話はロシア語でこんなふうになります:
–Подай мне вон ту штуку, пожалуйста.
-Какую штуку? Что?
-Ну эту штуку! Ну такая штука, которой суп наливают. Ну типа огромная ложка такая.
-Аа, понятно. Черпак, что ли?
「〇〇なやつ、〇〇のためのやつ、〇〇で使うやつ」=「такая штука, которая/которой/которую…」 ⇦ ここの活用は何を言いたいかによって変わるので、忘れずにね。
「〇〇みたいなやつ」=「типа 〇〇」
「〇〇のこと?」=「〇〇 что ли?」
おまけに:のどまで出かかっているんだけど
日本語では「のどまで出かかっている」という言い方をしますが、ロシア語ではそのような表現がありますか?
答えは「ДА!!!」
ロシア語ではこういうんだよ:
У меня вертится на языке
У меня крутится на языке
У меня вертится на кончике языке
У меня крутится на кончике языке
直訳:私の舌の上でクルクルとスピンしている、私の舌の端っこでスピンしている
(ちなみに、вертеться = крутиться とは同じ意味と考えてOK。スルスルとすぴんするという意味)。
英語のフレーズと同じように(It’s on the tip of my tongue)、出てこない単語がもう舌の端っこまできているのに、その先に進まないみたいなイメージです。
会話を見てみましょう。
・Ой, я забыла, как там его фамилия? Вот крутится на языке, а никак не могу вспомнить.
・あれ、彼の名字はなんだっけ、、、のどまで出かかっているんだけど、、、、なかなか思い出せない。
まとめ:あれ、なんだっけ?はロシア語でなんと言うの?
皆さんは日本語で話している時にもたまに言葉が出てこなくて、こういう表現を使うことがありますよね?
- あれ、ハリーポッターの本名って何だっけ?
- あのロシアのハチミツケーキの名前ってなんだっけ?
- 〇〇のやつってなんだっけ?
ロシア語でも、言語自体も難しいし、単語が日本語に全く似てなくてなかなか覚えられないので、言葉に詰まって沈黙してしまうよりも自然に「〇〇何だっけ」と聞けたら会話がスムーズに流れますね。
今日の記事では会話に困らないようにロシア語日常会話で使えそうな表現をたくさんご紹介しました。ぜひ今後使ってみてください!
他にも日本語のあのフレーズはロシア語でなんと言うの?シリーズがありますよ!
ぜひ合わせて読んでみて!
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